桑田真澄のブログより・指導者論 》
●怒鳴らないと理解してもらえないほど指導力不足。
●タバコを吸いながらミーティング!自分を律せない指導者が指導できるわけがない。
●子供達を指導する前に、誰かに指導してもらう。
●「勝ち負け」だけに拘る指導者が多い。
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日本中、何百というチームを見てきたけど、
子供たちを怒鳴り散らしている指導者ばかり。
怒鳴らないと理解してもらえないほど、
私には指導力がないんですと、
周りに言っているようなもんだよね。
そんなことも、わからないのかね?
恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね。
そりゃぁ、叱らなければいけない時もあるよ。
でも、試合中、練習中、
最初から最後まで、怒鳴ることないよね。
その情熱は、素晴らしいと思うんだけど、
方向が間違っているよね。
それだけ情熱があるのなら、
もっと勉強して知識を身につけるべきだよね。
もっと怖いのが、知識はあるけど、
その知識を間違って使っている指導者だよね。
どちらのタイプの指導者にも、
他人の大切な子供を預かるんだから、
最低限の知識を身につけ、知識があるのであれば、
正しい方向に使ってほしいよね。
このことを、声を大にして、お願いしたいし、
そろそろ「気が付いて」ほしいね。
(中略)
自分に甘くそして、優しく、
子供達に厳しい指導者は、要らないですよ。
たばこを吸いながら、
ミーティングをするのは止めて下さいよ。
練習中に、煙草すら我慢できない弱い人に、
何が指導できるんですか?
昼食に、ビールなどアルコールを飲んで、
練習するのはよくないですよ。
夜までアルコールを我慢できない、
自分に甘い人が、子供達に何を指導するんですか?
不思議ですよね?
子供達を指導する前に、誰かに指導してもらってください。
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「勝ち負け」だけに拘る指導者が多いと思いませんか?
どんなスポーツであれ、体罰で指導する風潮が未だに残っています。
それは、もはや指導とは言えないと思いませんか?
社会には自分に甘く、人に厳しいことをなんとも思っていない人がいます。
あなたが仕事をしているのなら、そんな上司を何人も見てきているのではないでしょうか?
自己コントロールのできない人は、どんな肩書でも部下はついてきません。
そのことに、気づけないというのはとても心の貧しい人ですね。
スポーツは、心を豊かにし精神を向上させる手段です。
よい指導者ほど、己を律することができる人ではないでしょうか。
よい指導者に巡りあえれば、それは一生の宝になると思います。
そのような指導者が、増えることを願っています。
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