2013年9月17日火曜日

新興武道について!日本武道協議会で認めた10団体が武道?? 第46回日本武道学会の続き!

第46回日本武道学会・2013国際武道会議において テーマ:「武道における実践と知の対話」についてシンポジュームが開かれた。ここで、日本の武道のような袴、稽古着、帯をしめた服装と日本刀や空手道の道具や突き蹴りをする団体を例に発表された。 さて、日本武道協議会(日本武道館内)では、少林寺拳法や伝統空手道、相撲、柔道、剣道など10団体を"武道"と認めている。しかし、これイコール=日本の武道と決め付けるには、大いに違和感がある。なぜなら、歴史学者でもある新田一郎東京大学相撲部部長は、次のように話している。「歴史的に見て相撲は、武士(サムライ)営為にはなく。まして、戦後に出来た。少林寺拳法や沖縄発祥の唐手(空手)は、侍の営為には、ない。"武道"とは、異質のモノである」と武道学会で述べた。柔道においても第二次世界大戦前は、柔術は、盛んに行なわれていた。常勝、牛島辰熊でさえ熊本の扱心流に入門し熊本では、柔術の方が盛んであった。大東亜戦争に敗れた日本は、GHQ(占領軍)により武道禁止令が出され7年間の闇の時代を迎える。GHQにより大日本武徳会も解散させられている。GHQは、競技スポーツである武道は、許可し、現代武道となって言った。 ここで着目すべきは、柔道も振興武道である事である。しかし、紛れもなく日本古来の歴史を継承している。鹿島神流の流れを汲む受身の創始者関口柔心。関口柔心も京八流の祖に影響を与えた鑑真和上のボディーガード思託鑑禎(ウズベキスタン人?鞍馬山寺で武術を指導)の技を学んだとも言われる。このように日本の武術は、多くの影響をうけて今日に至っている。もちろん、精神性、心の分野でも多くの教えに影響をうけている。しかし、大道寺友山の書「武道初心集 1500~1600?武士道の書」や「葉隠武士道」などの様に明らかに日本人の精神や哲学を象徴していると誰もが感じるものもある。これが世界の愛好家の原点となっている。「武士道とは、死ぬ事と見つけたり!」何事も頑張ればよいのでなく、命をかけてやりなさい!自分の命より大切なものがあります!礼儀と武徳を尊びなさい!このように、日本人として感動できるモノこそが世界の人々は、憧れているのでは?これこそが「武道」であると思えねなりません。 しかし、私たちが「明確に示さない限り」"武道"は、道着に日本刀を差した大道芸となり間違った方向へ進み(忘れ去られる!)スポーツ=武道となる可能性は、大いにあると確信します。   世界拳法会連盟 会長 大橋千秋

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