エリザベス(ペルーPeru)は、乱取りの審査の相手であった。西村二段のもとに駆け寄り、正座をして深々と感謝の礼をとった。これは、静岡県浜松市可美総合センターでの昇段審査で見せた日系二世である彼女の礼徳である。日ごろ、武道とは、言え、「女性は、女性らしく!」「言葉使いも気をつけ、徳ある姿勢を!」とうるさい拳法会。女性指導員にもこのことは、徹底し、ややもすると思わず出る乱暴な言葉使いを自粛している。日系二世の大和撫子の血は、脈々と流れている。先ず、感謝し不満を言わない。学ぶところ大である。
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