60才、70才の声を聴き始めると運動能力・健康状態に著しい差が出てくる。
スポーツ庁(文部科学省の外局)のスポーツ政策の立案・推進のなかで生涯スポーツによる健康寿命の向上として大きく取り上げている。(20歳以上の人々が週に1回以上スポーツを楽しめる社会を目指す取り組み)
しかし、競技系(サッカー、卓球、テニス、野球、バトミントン、バレーボール)の年代別人口を見てみると増加しているとは言えない。70才台(2018年6.1%)が増えているのは、高齢化社会を示しているといえる。因みに20才台では、29.4%!60才台になると6.1%!40才台を境にして12.7%と大幅に下がる。この原因は、なんだろうか?
注1)競技系種目:サッカー、卓球、テニス(硬式テニス)、バドミントン、バレーボール、野球
注2)n数は表1を参照
そこで、生涯スポーツ促進の課題を調べてみると。注2)n数は表1を参照
1. 施設や機会の不足
2. 経済的な制約
3. 情報の普及不足(生涯スポーツのメリットや適切な方法に関する情報)
4. ライフスタイルの変化(スポーツ活動に割ける時間が減少)
5. 教育制度の重視不足(学校や教育機関で生涯スポーツの教育が不足)
が一般的に挙げられている。
しかし、現場の実態を聴くと以下の点が加えられた。
1.小学生、中学生、高校生の部活動が単体・単年度でスポーツ活動が区切られている。
2.地域団体をみると大人は、指導者として指導のみのスポーツ活動が主体(勝利至上主義から健康スポーツには、ほど遠い)
3.障がい者や老若男女などがインクルーシブされていないスポーツ活動が主体
4.企業の認識レベルが低い。(会社や企業が無関心というより否定的)
5.家庭の認識レベルが低い。(出産や家事に家族の理解がなく高齢化による介護)
課題が累積しています。
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