2011年3月14日月曜日

非行:こどもは、金儲けの手段!「携帯電話」「学習塾」・・・親や大人が原因

青少年健全育成につき浜北ロータリークラブで講演依頼を受け江戸時代と現在の環境について調べてみました。この中で子供を取り巻く環境の変化に着目しました。
   先ず、世界と日本の違い。
 1.日本には、支配的な宗教がない。
 2.日本には、「世間様」がある。
  「そんな事をしていたら世間様がなんと言う!」・・・これである。「世間」が道を教えるツールであり手段でもある。

   世界1の教育水準を誇った「江戸時代と現代」の違い。
 江戸時代
1.世間様(地域)が色濃く残っていた。
2.お手伝い教育で買い物に行くと「よく来たねぇ~偉いねぇ~」と飴やお駄賃をくれた。
3.出産で母親が死ぬため父親が子育てに積極的だった。(10万回の出産400人が死亡)
4.寺子屋教育に黒板はなく先生が回って指導しお金でなく「米や野菜」が代価となった。
5.「子曰く、少年老い易く学なりがたし、一寸の光陰・・・」と道を教えた。

 現 代
1.近所の交流がなく世間様が薄れた。
2.お手伝い教育で買い物に行っても「消費者・金儲けの手段」としてレジで扱われる。
3.出産での母親の死亡率が10万回で3人となった。父親がいなくても母親で育てられるようになった。
4.「現代学習塾」となり入試対策の金儲けとなった。
5.入試には、道(道徳的な心・教え)は、不要となった。「少年」「老い」「易く」を断片的に覚えることが重要となった。

 もちろん携帯電話などは、なかった。携帯犯罪が増えているが与えているのは、親であり、大人が子供を消費の対象としている。スポーツも同じで消費、金儲けの手段となっている。サッカー、野球も更には、相撲や競輪など八百長問題に発展している。
 大人が子供を金儲けの手段とし教育と区別する節操を失っている。
     親・大人が考えを改めない限り子供を正しく育てられない。

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