2012年2月5日日曜日

武道必修化 死亡事故は、起きる!今の受身から入る指導は、間違い!




敗戦により昭和20年、GHQ(占領軍)により武道禁止令がだされスポーツ化することにより武道復活が許されてきた。平成18年12月、戦後60年がたちGHQにより作られたと言っても過言でないわが国の教育基本法がやっと改定され平成24年から中学における武道必修化が完全実施される。実施に当たり現在、毎年、部活動でおきている死亡事故 につき防止対策が研究、指導されている。昭和40年代、50年の初め「相手を殺傷する事を目的」としていた拳法会は、日常茶飯事的に大事故を起こしていた。そして、昭和50年後半に事故を防ぐための研究改良がすすめられた。
 しかし、現在の教育委員会や武道関係者の指導手法では、必ず「死亡事故が起きる」と言わざるおえない。その理由を簡略的に柔道で示せば、
 
 生徒または、学校が種目選択⇒受身指導⇒投げ技実技指導・・・・にある

 ここに、落とし穴がある。
 ☆先ず、武道とは、「殺傷を目的とした危険」なものと認識し、「生徒の興味や学校の都合で選ぶものではない!」 選択に当たっては、脳挫傷など起こしやすい体質か否か、医学的チェックと武道指導者が経験から見抜かなくてはならない。そこで、「あなたは、この種目に行きなさい。こうしてはいけませんよ!」と指導すべきである。
 ☆次に、「受身」から入るところに間違いがある。前まわりや後ろ受身で頭を打つ子供が現在は、残念ながら多数いる。首が弱いからだけではない。サッカーや野球が遊びの主流となり「回る」経験不足しているからである。受身の前に必要な運動、例えば、拳法会では、「側転」「三点倒立からブリッジ」運動が必要である。その後に受身に入るのが望ましい。次に、実技であるが乱捕りは、座って組めば、落差が少なく危険性を下げ楽しむことも可能である。
   〇改 善
武道経験者と医師が種目選択⇒受身の前に側転など経験運動⇒受身⇒より安全な実技(たち膝からの乱捕り)

 いずれにせよ。まだまだ、不十分で研究改良が必要である。
  大橋千秋 世界拳法会連盟会長 (社)障害者武道協会副代表理事
                 










参考資料1 参考資料2

2 件のコメント:

  1. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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  2. 是非、また遊びに来て下さい。

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