生徒たちが大学、高校入試がおわり報告に来ます。そこで感じることは!
「日本の学術レベル低下の原因」として、一発入試(一般入試)を含む入試制度の構造的課題が指摘。
*短時間での試験は本質的な学力や思考力を測りきれず、暗記中心の学習を助長しているため。
世界教育先進国には、「一発入試」はない。
○ニュージーランドの大学入試は、日本のような一発試験ではなくNCEA(全国統一試験)の「内申点(Internal assessment)」と「最終外部試験(External assessment)」の合計成績で合否が決まる書類審査です。高校3年間(特にYear13)の成績が重視され、大学入学資格(UE)を満たすことが必須となります。
○ドイツの大学入試は一発試験ではなく、主に高校の最終2年間の成績(内申点)と卒業試験アビトゥアを合計した成績が重視されます。高いアビトゥアスコア(GPA)が全土の大学出願に利用され、人気学部では厳しい足切り(NC)が行われます。
○アメリカの大学入試において、日本の一般入試のような一発勝負ではなく内申点(GPA:Grade Point Average)は合否を左右する最も重要な要素です。高校3年間の全成績が評価され、特に上位校では高いGPA(一般に3.5〜4.0以上)が求められます。単なる点数だけでなく、難易度の高い授業(APやIBなど)に挑戦したかも重視されます。
○フランスの大学入試は、高校卒業資格「バカロレア(Baccalauréat)」の取得が前提で、近年は最終試験だけでなく、高校3年間の内申点(継続的な評価)が総合点に占める割合が約30%〜40%と高まっています。一般大学は原則無試験で入学できますが、内申点と試験結果による選考が行われます。
○スペインの大学入試は、高校の成績(内申点・GPA)が60%、統一試験「PAU(通称セレクティビダード)」が40%の比率で構成され、総合点で合否が決定されます。特にトップ校や人気学部は高い内申点(目安3.0〜3.7以上、GPA2.0以上)が要求されるため、日頃の評定が非常に重要です。
○イギリスの大学入試は、日本の「一発試験」とは異なり、Aレベルと呼ばれる全国統一試験の結果(約3科目)を基に合否を決める仕組みです。高校2〜3年時の成績(内申点/ASレベル)や志望動機書(パーソナルステートメント)が重視され、大学は8月の最終結果発表前に条件付き合格を出します。
○オーストラリアの大学入試は、一発試験がなく、高校3年間の内申点(成績)と、最終学年の共通試験結果で算出されるATARスコア(全豪順位)で合否が決まる書類審査が主流です。日本の内申点とは異なり、この最終成績がほぼ100%合否を左右するため、高校の定期テストや課題が非常に重要です。
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