昭和20年8月、第二次世界大戦でアメリカ、イギリス、オランダなど世界を相手に日本は、戦い敗戦した。GHQ(占領軍)により「武道禁止令」が発令され7年間、武道は、闇に葬られる。そこで、武道は、「武道=武士道哲学」を排除し「スポーツ=競技武道」としてGHQ(占領軍)の指導で現在の武道が生まれた。異質の武道であるが競技者の表に出ない内なる処に武士道は、宿っていた。
一方、アジアでは、奴隷主義、植民地主義から帝国主義に変遷し民主主義、独立運動のなか旧日本軍人やサムライたちは、渦中でその精神を伝承していった。私たちは、日本刀の美しさや高潔な技術、武士道精神をもう一度、再認識してもらい。武士道の真髄は、惻隠の情であり卓越した武道精神の強さである。今、武人は、どう行動するか?先ずは、日本刀に触れてください。皆さんは、その高潔な美しさと先哲の技からモノを斬ることさせ嫌悪の念を抱き平和の剣を感じると思います。
世界拳法会連盟 会長 大橋千秋