宮本武蔵は、剣の道に進むとき「かの沢庵禅師は、仏法をもって己を高め極めた!そうだ俺は、剣をもって己を高め沢庵禅師を超えて見せる」と言って「修行」に入った。
江戸の町を戦火から守り西洋列強の侵略を防ぐべく西郷隆盛と談判し守つた山岡鉄舟は、毎日「修身二十則」を省みたと言っている。
一、嘘を言うべからず。
一、君の御恩忘れるべからず。
一、父母の御恩忘れるべからず。
一、師の御恩忘れるべからず。
一、人の御恩忘れるべからず。
一、神仏ならびに長者を粗末にすべからず。
一、幼者を侮るべからず。
一、己に心よからず事 他人に求めるべからず。
一、腹をたつるは道にあらず。
一、何事も不幸を喜ぶべからず。
一、力の及ぶ限りは善き方に尽くすべし。
一、他を顧して自分の善ばかりするべからず。
一、食する度に農業の艱難をおもうべし 草木土石にても粗末にすべからず。
一、殊更に着物を飾りあるいはうわべをつくろうものは心濁りあるものと心得べし。
一、礼儀をみだるべからず。
一、何時何人に接するも客人に接するよう心得べし。
一、己の知らざることは何人にてもならうべし。
一、名利のため学問技芸すべからず。
一、人にはすべて能不能あり、いちがいに人を捨て、あるいは笑うべからず。
一、己の善行を誇り人に知らしむべからず すべて我心に努むるべし。
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