この本では、「文武両道、日本になし」と言っているが!
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はるか昔、“文武両道”という言葉は、学芸と武芸の両方に秀でていることをさした。しかし今日この言葉は、一般に学問とスポーツ両方に優れた人物をさす。(本当は、スポーツでなく武道!)海外では一流のスポーツ選手から医者や弁護士に転進した“文武両道”の秀才アスリートが数多く存在する。一方、日本ではどうだろう?ひとつのスポーツか学問に身を捧げ、それを誉めたたえる奇妙な“美徳”がありはしないだろうか?
古臭く、柔軟性のないシステムが、“文武両道”の可能性を秘めた子供たちの芽を摘み取ってしまっているのではないか?
テレビ等でお馴染みの日本在住のスポーツ・ジャーナリストが、世界の秀才アスリートの横顔を紹介しながら、日本の教育・スポーツ制度の抱える問題点を指摘する辛口エッセイ。
現在の教育の在り方を鋭く指摘しているが競技、ゲームを目的とした「スポーツ」と武士道を学ぶ「武道」と同等とするところに無理がある。 GHQによりスポーツ化された競技武道を別とし技の修業により武士道を習得しようとするモノの中には、まちがいなく「文武両道」の精神は、継承されている。 その精神は、一番身近にいる親により継承されるのが一番である。
『武道は、武士道 The Budo is the Bushido』 世界拳法会連盟
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