2010年12月7日火曜日

アンケートの結果から!武道必修化と入会者の要望やコンセプトを分析



2010.12.7現在のアンケートの結果から武道必修化と入会者の要望やコンセプトを分析し考えてみた。
 先ず拳法会にすでに入会した方398人からの入会理由は、 
  1.会費が安い=11.8% 
  2.友達がいる=6.8% 
 と思わぬ低い結果が出た。

 逆に入会理由のベスト3は、 
  1.先生が良い=24% 
  2.雰囲気が良い=23.8% 
  3.稽古内容が良い=21.8%
これは、指導者の生徒を如何に成長させ人格を伸ばす指導力や人間性が決め手のポイントであることを明確にあらわしている。 試合で勝ったり、生徒を強くする指導者を望んだのは、11.5%であった。 マスコミなどで優勝する部活動やクラブチームが目立つ事に迷わされて「勝利至上主義に走る」と武道離れにつながること窺える。
 武道必修化についてのアンケートは、総数120人でなんと
  1.期待できる=0.8% 
 と驚くべき結果が出ている。逆に
  2.武道必修化は、期待できない=48.3%
  3.どちらともいえない=43.3%
の結果が出ており約90%の人が学校での教育性に不信感を持っている残念な結果でした。

 しかし、これらは、実際に実施して見なくては、わからないと言う未知数的なものもあり、入会理由の69.6%を締めている「各々の指導者の資質」に「武道必修化」を左右するところは、大きいと考えられる。
 これらの事から拳法会の指導者は、「武道必修化」で孔孟のおしえを学べばよいと言う考えでは、十分ではない。たしかに武道の教えには、少なからず影響を与えたのは、四書(『大学』『中庸』『論語』『孟子』)である。しかし、それをを学べばよいかと言う考えには、些か慎重にならねばならない。これは、学校の授業で学べば、良いと考える。もちろん拳法会の教科のなかでも必要なことであるが武道としての教えととしては、満足できないことを裏付けている。
 重要なことは、武術を実践する中で真の武士道哲学に触れ、師より武士道=武道は、何かを体ぶつけ合いながら知識と体で学ぶ処に第一の意義がある。先ずは、「会津武士道」「葉隠れ武士道」・・・等、歴史なども紐解く必要があるのでは、ないかと結果分析からも思われる。
 「強い」と生徒が集まると言うのは、スポーツや趣味の世界に留まることを数字が証明している。

注:アンケート結果は、日々変わっています。Click!
   

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